Garrosh Hellscream

ガロッシュの話は、ひとくち新聞を購読するとサンプルとして送られてくるので、
まぁみんな読んでいるだろうなとは思っていますが。

一応、それでも置いとかないと気が済まないので、ちょこっと加筆修正してます。主に単語とか直してますヨ。


 

HS発売時にウォリアーのヒーローとして抜擢されたのが《ガロッシュ・ヘルスクリーム/Garrosh Hellscream》。
先日から始まった「各クラスで使える別のヒーローを課金スキンとして追加」にあたり、最初にWarriorが選ばれた理由が「ダントツでガロッシュが不人気だから」と言われるくらい、大半のWCファンからは嫌われています。
HSからこの世界に入った人は「何でこいつそんなに嫌われてるの?」とピンとこないことでしょうが、僕ですら一昨年の今頃WoWを遊びつつ「うちらのボスのガロッシュもうだめだわ、ぶっ殺すのホント待ち遠しい」と思っていたくらいです。

 
■ 生い立ちから出世まで

ガロッシュは〈ドラノール/Draenor〉生まれ。
父《グロマッシュ・ヘルスクリーム/Grommash Hellscream》(通称グロム)はドラノールでのオークの一派である〈ウォーソング/Warsong〉族の長です。
小さい時に重い伝染病にかかり、〈ナグランド/Nagrand〉地方で隔離されている間、グロムが〈マノロス/Mannoroth〉の血を飲み、クラン全員を〈バーニング・レジオン/Burning Legion〉の悪魔に服従させてしまった事を恥ずかしく思っていました。
後にグロムの親友であった《スロール/Thrall》と出会い、グロムが自分の命を持ってしてマノロスを討伐し、オークを服従から解放したと知ります。

それからのガロッシュはリーダーとしての素質を開花し、全人類連合による〈リッチキング/Lich King〉討伐においては北の大地〈ノースレンド/Northrend〉のホード拠点の一つを任されていました。
リッチキング討伐後の《デスウィング/Deathwing》復活により、スロールは〈戦長/Warchief〉の座を辞任し、後任としてガロッシュを任命します。

 
■ 戦長としてのガロッシュ

戦長となったガロッシュはホードの首都である〈オーグリマー/Orgrimmar〉を城塞都市に衣替えするわ、
政治的に利用されてトーレンの長《ケーアン・ブラッドフーフ/Cairne Bloodhoof》を自分の斧に毒が塗られてるのを知らず決闘で殺すわ、
トロールの長《ヴォルジン/Vol’jin》と喧嘩するわ、
〈フォーセイクン/Forsaken〉の長《シルヴァナス・ウィンドランナー/Sylvanas Windrunner》に不信感を抱くわ、
どんどんオーク至上主義者に変わっていきます。
さらにアライアンスへの敵意をむき出しにし、《ジェイナ・プラウドムーア/Jaina Proudmoore》が統治する〈セラモール/Theramore〉を爆撃で壊滅させます。

そして新しい大陸〈パンダリア/Pandaria〉が発見されるや否や、アライアンスに先を取られてはと〈冒険者/Adventurer〉(=ホード側で遊ぶWoWプレイヤー)を送り込みます。
パンダリア侵攻においてまたもやヴォルジンと喧嘩し、今度はなんとトロール族が住む地域に対し戒厳令を出した上にヴォルジン暗殺を命じてしまいます。
暗殺は失敗しますが、ヴォルジンは以後護身の為にしばらく身をくらまします。しかも、この辺でスロールが冒険者にガロッシュを後任に任命した事を後悔していると漏らしたりもします。

 
■ 古代文明と没落

ガロッシュはパンダリアにある古代文明〈モグ/Mogu〉の戦士を作成・鼓舞する能力を持つ鐘に興味を持ちます。
このパンダリアに古代からある負の力の具現である〈シャ/Sha〉とモグ族が利用していたシャを生命体に注入できる鐘をホードならコントロールし、軍事利用できると信じ込んでしまいます。
反対派が増えつつある中、ガロッシュは鐘を使い自分の部下をシャに変えてしまいます。
駆けつけたアライアンスの王子《アンドゥイン・リン/Anduin Wrynn》が説得を試みるが、無論失敗。
鐘は破壊されます。

だが、ガロッシュはシャの力を諦めきれず、パンダリアのあちこちを発掘し、〈旧神/Old Gods〉(遥か昔にアゼロスを統治していた種族)である〈ヤシャラージュ/Y’Shaarj〉の心臓を発見します。
その力を感じ、自分に敵はもういなくなったと思ったガロッシュはオーグリマー全域に戒厳令を敷き、全世界を旧神の力で制覇しようと目論みます。
最終的にはスロールとアライアンス・ホードの両陣営の冒険者が手を組み、ガロッシュを倒し旧神の心臓が残っていた力をかき消す事により、ガロッシュの独裁政権は終了を迎えます。

 
■ その後

スロールはその場でガロッシュを処刑しようとしますが、アライアンスの王である《ヴァリアン・リン/Varian Wrynn》がガロッシュが背負うべき刑はスロールが一人で決められる物でないと制止します。
その後、アライアンス側が主体となった軍事裁判中に何も悔いはないと叫んだ後に次元ポータルで35年前のドラノールに逃げ出します。
ただ、グロムにマノロスの血を飲ませない事を始めに過去世界に色々干渉しだす事がWoWの第五拡張Warlords of Draenorのベースになっている事を踏まえると、オーク至上主義と暴力性はそのままのようです。

 
■ フレーバーテキスト

英語版のフレーバーテキストの直訳は「この元・ホードの戦長は退位させられた事に憎しみを感じていない。全く。」

日本語版をプレイしてても似たような意味のフレーバーテキストになっていますよね。
この話を読むと、フレーバーテキストの裏にある皮肉が見えて面白くないでしょうか?

 

※日本のHSコミュニティではBurning Legionは「バーニング・レギオン」と読む事が多いのですが、Legionの米英語読みは「リージョン」です。このコラムでは中間をとり「レジオン」とします。

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